インプラント治療は、フィクスチャー、アバットメント、上部構造の3つのパーツから構成されています。
この3つのパーツが互いにネジで連結されることで1つの歯となります。
「フィクスチャー」はあごの骨との結合をする役割を果たす歯根であり、ネジのような形をするチタン製の部品です。
インプラント治療では、まずこの「フィクスチャー」を骨に埋め込むことから治療を開始します。
歯茎を切り開いて顎の骨に「フィクスチャー」を埋め、その後込歯茎を縫合します。
その状態で下顎なら3〜4ヶ月、上顎なら6〜7ヶ月、骨とインプラントの部品が馴染むのを待ちます。
次に、しっかりと骨とフィクスチャーが結合したのを確認できた後、再び歯肉を切り開き、フィクスチャーに「アバットメント」をネジにて固定します。
「アバットメント」は上部構造を直接支える役割を果たす人工歯根の一部となります。
最後に、歯の型をとって上部構造である「歯」となる部分を固定することで治療の完了です。
上記の通り、インプラント治療では、フィクスチャーを埋め込む際とアバットメントを取り付ける際、手術を二回行う必要があります。
また、手術にかかる期間は、はじめの検診から歯科医との面談等を含め、半年以上の通院が必要な長期治療となることがほとんどです。
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