2008年1月16日水曜日

ラミネートベニアのメリット・デメリット

審美歯科の治療のひとつに、ラミネートベニアという方法があります。
歯を白くする治療といえばホワイトニングがよく知られていますが、ラミネートベニアはホワイトニング同様の歯を白くするための歯科技術のひとつです。

ラミネートベニアとは、色の悪い歯の表側を約1mm程削り取り、そこへセラミックでできた板を特殊な接着材で張り付けて歯を白く見せる歯科治療のひとつです。


ラミネートベニアのメリットとしては次のようなことが挙げられます。
 ・歯を削る量が少なくて済む
 ・場合によっては削らずに治療が可能
 ・歯の矯正も兼ねることができる場合がある
 ・ホワイトニングで対処できない治療も行うことができる

ラミネートベニアのデメリットとしては次のようなことが挙げられます。
 ・薄いので希望の色が出しにくい
 ・色を出そうとすると歯を削る量が増える
 ・接着材の力にだけ維持力を求めているので剥がれやすい
 ・噛み合わせの悪い人には使えない(適応範囲が狭い)
 ・薄くもろいので耐久性、信頼性に欠ける
 ・接着が難しい


世間的に勧められることが多いラミネートベニアなのですが、このようなメリットがあるとともに、デメリットもいくつかあげることができます。
そのため、治療の際には上記のメリットでメリットをふまえた上で検討をすることをお勧めします。

ラミネートベニアとは

ラミネートベニアとは、審美歯科で歯を白くする歯科治療法の1つで、歯の表面を削り、その表面に薄いセラミックの板を貼付ける歯科技術のことです。

遺伝的な理由でホワイトニングでは白い歯にならない場合や、歯の形状・形態を直したい際に、歯の表層を少し削り、セラミックを貼ることによって治療を施します。
ラミネートベニアでは治療回数は2回程度の通院ですので、治療期間も長期間となることはなく、誰でも気軽に受けることができます。

遺伝的理由の例として、歯が生えてきたときから強い変色があるような場合ではラミネートベニアを使った歯科治療が適切といわれています。
歯の表面を少し削るだけなので、歯にかける負担もそれほど大きくなく、手軽に綺麗な白い歯を手に入れることができます。

また、歯を白くするだけでなく、ムシ歯やねじれた歯、磨耗した歯、奇形歯などにも幅広い対応が可能となっています。
例えば、セラミック片の形や大きさを調整することで、歯並びや歯の形を修正できるのです。
これはラミネートベニアの大きな特徴のひとつといえます。

また、余談になりますが、ラミネートベニアの治療に使用するセラミックをポーセレン(セラミック)ともいいます。

FastWhite(ファストホワイト)

ホームホワイトニングの1つにFastWhite(ファストホワイト)というものがあります。
このファストホワイトはアメリカで作られているホームホワイトニング商品です。

その手ごろな値段と効果の高さから、日本でもその人気が高まっているようです。
しかし、ファストホワイトは日本では国の許可がおりておらず、個人輸入という形で購入することで使用することができます。

気になる方はこちらからどうぞ↓
http://www.fastwhite.jp/index.html



FastWhiteについての説明:

FastWhiteは短期間で歯を白く輝かせるための「ホームホワイトニングシステム」です。

1日30分間・約5日間の使用で、安全に歯を白くする成分が配合されています。
商品に付属のトレーは歯にきちんとフィットし、ホワイトニング・ジェルの効果が最大限発揮できるように創られています。

FastWhiteは米国の多くの歯科医師がその効果を認めています。

歯を白く保つため、プロキサイド(漂白作用をもつ過酸化物)が効果を発揮します。
歯形にあった専用の個人トレーを作成し、繰り返し使用することで ホワイトニング・ジェルの成分が歯に密着し効果を高めます。

FastWhiteのホームホワイトニングのシステムには専用のトレー(上下の歯用2つと歯型をとる練習用に1つの合計3つのトレイ)、専用歯磨き粉、ホワイトニング・ジェル(半年分)がセットになっています。5日間でその効果を実感できると思います。

米国歯科医師 ネルソン・グラセット


引用もとはこちらです↓:
http://www.fastwhite.jp/aboutfastwhite.html


個人輸入と少し手間がかかりますが、ホームホワイトニングを検討の際は1つの手段として知っておきたいですね。

レーザーホワイトニング

前回も書きましたが、審美歯科の代名詞とも言えるのが「ホワイトニング」です。
ホワイトニングは元プロ野球選手の新庄さんも行っていたということで知られています。

日に焼けた顔に白い歯が非常に映えるホワイトニングですが、そのホワイトニングの1つに、レーザーホワイトニングと呼ばれる治療法があります。
レーザーホワイトニングはその名の通り、レーザーを用いて歯を白くします。

レーザーというと歯を痛めてしまうような印象を受けるかもしれませんが、レーザーホワイトニングでは歯や体にダメージを与えず、自然な白さでそして本当に白くなるという結果をだすことのできる治療法であるといわれています。


では、レーザーホワイトニングがどのような治療法であるか簡単に見てみたいと思います。

歯や体にダメージがなく、自然な白さでそして本当に白くなる結果がでる治療を追求してレーザー ホワイトニングに出会いました。
ホワイトニングの結果をコンピュータで測定しますので、その場で白さを確認していただける治療をしています。

今までは歯の神経をとったり、歯をけずる方法しかありませんでしたがレーザー ホワイトニングは、神経もとりませんし歯をけずることもありません。
歯の表面にペーストをぬり、数分間アルゴンレーザーを照射することにより歯の漂白を行います。
非常に短時間で歯にダメージを与えませんので、みずみずしく自然な白い歯になります。

本格的に白い歯になりたい方、ホワイトニングをやってみたけれど満足できなかった方は是非ご相談下さい。


http://www.whitewhite.jp/sinryo/whitening/index.html
より引用。


しかし、このようなレーザーホワイトニングですが、あまり効果がないという研究結果もでているようです。
※名高い研究機関が、ホワイトニング用レーザーを使用した場合と使用しない場合の歯を白くする治療効果を比較した最新レポートを公表し、「両者間に差はない」と結論づけているようです。

レーザーホワイトニングは高価な治療となりますので、検討の際にはその費用と治療効果について調べたうえで、決断することがよいかもしれません。

ホワイトニングとは(その2)

ホワイトニングとは、歯を白くする歯科医療(歯科治療、歯科技術)のことです。

白い歯は健康的で優しいイメージをもたらしてくれるものです。
例えばテレビで活躍している芸能人は皆さん白い歯が印象的ですね。

しかし、このように始めは白くてきれいな歯の表面は、食べ物やたばこ、コーヒーやお茶などの飲み物の影響で、徐々に黄色く変色していきます。
そのような変色してしまった歯を、高い費用をかけなくても健康的な白い歯へと買えてくれることがホワイトニングの魅力です。

歯科治療の技術も進化し、費用も安く、その効果も年々高まっています。
審美歯科の一環として綺麗で健康的な歯を手に入れるためにも、ホワイトニングは欠かせない歯科治療の1つとなっています。

ホワイティス青山

ホワイトニング専門歯科医院 ホワイティス青山

港区南青山2-27-21ZYX青山ビル8F
予約受付専用ダイヤル 0120-69-4618
受付時間10:00-20:00(完全予約制)


以下は歯科治療・診断項目とその簡単な説明です

【ホワイトコート(ホワイトニング)】
ホワイトコートは歯に専用の接着剤(プライマー)を塗布し、白色樹脂(ベースコート)を塗って固める。
最後に透明で光沢のある樹脂(トップコート)を塗って光で固めて完了。
マニキュアを塗るような感覚で、歯の色を隠しながら好きな白さに仕上げることができる。

【ブリーチング】
歯面のクリーニングのあと薬剤を歯の表面に塗り、特殊な光を当て、歯の色を明るくしていく。

【パーフェクトクリーニング】
歯石や歯垢、着色を完全に除去し、虫歯や歯周病の予防に効果のあるクリーニング。
クリーニング後はフッ素塗布を行い、歯の強化をはかる。

ホワイトコート

ホワイトコートとは歯科医でうけることのできるホワイトニング治療の1つです。
審美歯科では主に歯を白くする歯科技術が必要とされており、その治療手法です。

ホワイトコートの特徴
 ・通院の必要が無く、約30分程度の治療で完了
 ・歯を削る従来の治療法とは異なり、歯にダメージを与えない
 ・刺激の強い薬剤は使わないため痛みがない
 ・コート材は虫歯の詰め物と同じ材質を使用
 ・金属の差し歯・被せ物も白くなる
 ・白さの持続は1〜3ヶ月

このように非常に手軽に治療ができる歯のホワイトニングですので、まさに歯のマニキュアということができるかもしれません。
歯科技術も進歩し、ホワイトコートはホワイトニングの重要な治療方法としても確立されてきています。

ホワイトニングとは?

歯のホワイトニングとは、加齢、生活習慣、遺伝などが原因で黄ばんだ歯を、薬の力で白く漂白する方法です。
海外ではブリーチングという表現をすることもあります。
また、本ブログでも紹介しているホームブリーチングもこのブリーチングと同じものを表しています。

以前では歯を白くするには歯を削って白い歯をかぶせたり、歯の表面に付け爪のようなものを貼ったりする方法しかありませんでした。
しかし、現在の歯科治療におけるホワイトニングでは、主に個人の歯に合わせて作られたトレー(マウスピース)にジェル状の漂白剤を注入して歯に装着する方法や歯の表面に過酸化水素を主成分とした薬剤を塗って漂白する方法、等の治療法が採用されるようになりました。

ホワイトニングには、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと家庭で行うホームホワイトニングの2種類があります。


このようなホワイトニング治療によって歯が白くなると、その結果笑顔が輝き、性格まであかるくなることもあり、歯の白さが与える効果があります。

これは非常に大きな可能性を秘めているといえますね。
また、歯が白くなるとそれだけで人からの印象が良くなるものです。

人から見られることの多い職業の方には特に治療されている方が多いというのが、このホワイトニングです。

ホームホワイトニング(ホームブリーチング)

ホームホワイトニングは名前の表す通り、自宅で行う歯のホワイトニングです。
その方法はいくつかありますが、歯科医師の指導をうけて行うホームホワイトニングを解説してみます。

ホームホワイトニングの最も重要な特徴は、自宅で歯のホワイトニングができることです。
そして、ホームホワイトニングは歯科医師の指示のもとで行う治療法で、自宅で寝ている間に行なうことの出来る非常に手軽な治療です。

まず、自分の歯の形に合わせた、薄くてやわらかいマウスピースを作成します。
次に、そのマウスピースにホワイトニングジェルを注入し、これを寝る前に歯(口)に装着します。
そうなんです、つまり、寝ている間に薬剤を歯に作用させ歯を白くします。

ホームホワイトニングは通常2〜4週間程度治療を続けることで歯の白さを実感することができます。
しかし、効果については個人差があり、体質によっては薬剤の関係などから効果が現れにくい方もあります。
また、副作用が全く出ないともいうことはできません。
そのため、信頼できる歯科医で診断をうけてからの治療開始をお勧めします。

西麻布デンタルクリニック

西麻布デンタルクリニックとはその名称の表す通り、東京都の西麻布にある審美歯科医院です。

ホワイトニング治療では、単純なホワイトニングだけでばく、ホームブリーチ(ホームホワイトング)治療をうけることが可能となっています。
また、銀歯のつめものを目立たなくする治療法である「ハイブリットインレー」や「セラミッククラウン」といったものまで実施しています。

さらに、審美外科に該当する、インプラント治療や、ガミースマイルといった歯茎のラインをそろえる治療も行ってくれるのが西麻布デンタルクリニックの最も大きな特徴といえます。

聞きなれない言葉ではありますが、「オクルージョンコンサルティング」という、咬み合せのバランスをコンピューターで分析・診断するといった治療もおこなってくれます。
数多くある審美歯科医院の中でも、西麻布デンタルクリニックはテレビにも取り上げられることがある程の、有名な審美歯科の1つです。

歯科治療を検討の際に、ぜひ調べてみる価値があると思いますよ。

アルジネートと歯科医院

アルジネートとは、歯科治療の際に歯型をとるために使われる材料です。

歯科用語では「歯型をとる」ことを「印象をとる」ということから、アルジネートを使う場合「アルジネート印象材」などと呼ばれます。
この「アルジネート印象材」は審美歯科ではもちろん、歯科業界で広く一般的に使われています。

アルジネート(アルギン酸塩)印象材は、可溶性アルギン酸塩と石膏(硫酸カルシウム)との硬化反応を利用する印象材です。
http://aizawa.at.webry.info/200605/article_4.html
↑詳細はこちら

また、アルジネート印象材の作り方(練り方)はネットにて公開されていますので、ぜひ興味がある方は参考にしてみてください。
http://shikairyoujimu.seesaa.net/article/31549845.html
↑まずは、粉に水をかけ、気泡が入らないよう適度に練り上げていきます。

歯列矯正と審美歯科

歯列矯正とは、歯並びを矯正して、綺麗な歯並びを取り戻すための歯科治療です。

歯並びが悪いと、笑顔の際に歯並びが気になり自然に笑えないといったことに加え、歯が磨きにくいため虫歯になりやすいということも問題として発生します。

審美歯科的に考えても、歯列矯正は非常に重要な歯科治療であるといえます。
歯列矯正治療によってもたらされる効果としては、歯並びの改善による口内環境の改善や、審美的な効果をあげることができます。

とある調査では「初対面の人と会話する時、その人のどこに目がいくか?」といった質問に対して「口元」と答えた人が半数近くいたという報告があるほど、歯並びが与える印象が大きいようです。
また、歯並びの悪さはコンプレックスとなることが多く、そのような理由によって、せっかくの笑顔が遠慮がちになってしまうのは非常にもったいないといえます。

また、子供の歯列矯正については、歯並びが悪く咬み合わせが上手くいかないと、身体的成長はもちろんの事、情緒形成や脳の働き、コミュニケーション能力にまで影響を与える可能性があるといわれています。
歯列矯正用の器具をはめている子供を見かけたことはあると思いますが、これは非常に重大な治療であるが故なのです。

2008年1月15日火曜日

医療費控除を審美歯科に活用

医療費控除とは、本人や家族の病気、ケガに支払った医療費が税金の確定申告の際に医療費控除として所得から差し引くことができる制度です。

審美歯科治療にかかる治療費は、保険適用とならないものが多く、保険適用外の治療はどうしても費用が高くなってしまいます。
そのため、その一部でも返金しようシステムが医療費控除なのです。

医療費控除額は次のような計算式から、その控除額を算出することができます。
医療費控除額(最高 200 万円)=(1月から12月までに支払った医療費総額−保険金などで補填される額−10万円(所得の合計が200万円までの人は所得合計額の5%)

ぜひ治療を受ける前に、どの程度控除をうけられるかを知ってみてはいかがでしょうか。

歯科治療と金属アレルギー

歯科治療において「金属アレルギー」は注意を払わなくてはならない存在です。
手や足に原因不明の湿疹や水泡が現れ、肌が荒れてしまう症状が出たり、口の中の歯茎が荒れたるような場合、様々な原因が考えられますが、それはもしかしたら歯医者での治療に由来する金属アレルギーの可能性が1つの理由として考えられます。

歯科治療で使用される金属には被せ物では金、白金、銀、パラジウム、アマルガム、コバルト、ニッケル、セラミック、レジン樹脂等、インプラント(詰め物)ではチタンが使われます。
セラミック=チタン>金、白金>パラジウム>コバルトクロムニッケル>アマルガム(水銀の合金)
という順に金属アレルギーの症状を引き起こしやすくなります。
つまり、チタンが最もアレルギー症状を引き起こしにくいということになります。
(レジン樹脂はアレルギーについてあまり報告されていません)

金属アレルギーの原因は一般的にアクセサリーやピアスなどであるといわれていますが、実はアレルギーの人の半分近くは歯のつめものやかぶせものが原因であると考えられています。
歯科治療では口の中に金属が入ため、最も人体への影響も大きいのです。

審美歯科では、審美的な要素からインレーを金属からセラミックやレジンに治療しなおすといったことを行いますが、人体への影響から考えても審美歯科での治療技術を活用する必要があるといえます。

審美歯科とは

審美歯科(しんびしか)とは、どのような歯科でしょうか?
最近話題になることも多くなってきましたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

まず始めに、審美歯科という言葉の意味を考えてみましょう。
審美歯科とは、美しさに焦点を当てた、総合的な歯科医療(歯科治療)のことを意味しています。

「歯の悩み」というと、歯周病や虫歯ということがすぐに思い浮かぶかとは思いますが、歯並びや綺麗な歯、白い歯であることによって人の印象というのは大きく変化します。

もちろん、歯がないないというのは大きく印象を変えてしまいますね。
健康的な歯は他人の印象や本人の自身にもつながってきます。

従来のような後進的な治療のみならず、先進的な治療法を積極的取り入れ、美しい歯を手に入れようという動きが審美歯科なのです。
そのため、審美歯科では歯だけでなく、歯肉にも注目し、そのひと本来の美しい笑顔を手に入れることを目標としています。
最も有名なものとして、ホワイトニングや歯科矯正もあげられますが、こちらは有名な歯科矯正の一例といえますね。

インプラントの優れた点

インプラントの治療としての優れた点(メリット)は、従来の治療法では、両側の歯を削る必要があり(ブッリジ治療)、虫歯にもなっていない健康な歯を削り、他の歯に負担がかかるというデメリットを、インプラント治療では、抜けた部分にのみ行う治療法であるため、両側の歯へを削るようなことがなく治療が行えるということが大きなメリットととしてあげることができます。

インプラントの最も優れた点の1つとして、噛む力を再現することができることです。
従来の治療法では、見た目だけの歯を取り戻すことができますが、噛む力は元の歯の半分以下になってしまっていました。
これに比べてインプラント治療では、噛む力までも再生することが可能となるメリットがあります。
また、部分入れ歯とは違い、メンテナンスや洗浄、装着に付随する違和感を解消することができる点も大きなメリットということができます。

インプラント
人工歯根を外科的に顎骨へ植え、創治癒を待った後にその上に人工歯冠・上部構造をつける一連の治療をインプラント治療と呼びます。これは従来のブリッジや入れ歯と異なり、天然歯の状態により近い機能・形態の回復が得られること、周囲の歯を削ったり、それらに負担をかける必要がないことから、インプラント治療を受ける人は年々増加しています。

インプラント治療費用

インプラント治療では保険が適用されないため、治療を検討する際にはお財布との相談をしなくてはなりません。

一般的な相場では、安い歯科医院であれば3万円〜10万円程度で治療を受けることが可能となっています。
また、歯の本数によっても変わるため、しっかりと歯科医に予算等を伝え、相談することが必要となります。

インプラント
人工歯根を外科的に顎骨へ植え、創治癒を待った後にその上に人工歯冠・上部構造をつける一連の治療をインプラント治療と呼びます。これは従来のブリッジや入れ歯と異なり、天然歯の状態により近い機能・形態の回復が得られること、周囲の歯を削ったり、それらに負担をかける必要がないことから、インプラント治療を受ける人は年々増加しています。

インプラントをもっと詳しく

インプラント治療は、フィクスチャー、アバットメント、上部構造の3つのパーツから構成されています。
この3つのパーツが互いにネジで連結されることで1つの歯となります。

「フィクスチャー」はあごの骨との結合をする役割を果たす歯根であり、ネジのような形をするチタン製の部品です。
インプラント治療では、まずこの「フィクスチャー」を骨に埋め込むことから治療を開始します。
歯茎を切り開いて顎の骨に「フィクスチャー」を埋め、その後込歯茎を縫合します。
その状態で下顎なら3〜4ヶ月、上顎なら6〜7ヶ月、骨とインプラントの部品が馴染むのを待ちます。

次に、しっかりと骨とフィクスチャーが結合したのを確認できた後、再び歯肉を切り開き、フィクスチャーに「アバットメント」をネジにて固定します。
「アバットメント」は上部構造を直接支える役割を果たす人工歯根の一部となります。
最後に、歯の型をとって上部構造である「歯」となる部分を固定することで治療の完了です。

上記の通り、インプラント治療では、フィクスチャーを埋め込む際とアバットメントを取り付ける際、手術を二回行う必要があります。
また、手術にかかる期間は、はじめの検診から歯科医との面談等を含め、半年以上の通院が必要な長期治療となることがほとんどです。

インプラント

インプラントの国際的に最も広く認められている学術名は「オッセオインテグレイテッド・インプラント」です。
「osseo」とは“骨の”、「integration」とは“結合”を意味しています。
つまり、あごの骨に金属を結合させることで歯の根っこを再生させ(歯根)、自分の歯を取り戻したような噛み心地・感覚を再現することができる治療法なのです。

インプラント治療では、顎の骨に人工歯根となる金属を埋め込み、その金属を基礎にして天然の歯と同じ成分の人工歯を取り付けます。この一連の治療が終了することで、インプラント治療が完了したといえます。

インプラントは生体との親和性が高く、金属アレルギーが非常に少ないとされるチタンが最もよく使われています。
チタンは臨床研究でインプラントの素材として最も安全であり、また顎の骨としっかり結合することが実証されており、インプラント治療ではチタンが最も活躍しています。

インプラントとは?

インプラントとは、骨の中に金属などを埋め込むことを意味しています。
歯科医の世界では人工歯根(骨の中に金属を埋め込み、その上に人口の歯を作り上げること)を用いた治療方法をインプラント治療とよびます。
その治療に用いる材料としては、金やサファイア、鉄、ステンレス、アルミニウムなど様々なな素材が試されました。

そして、様々な研究の末、ペル・イングヴァール・ブローネマルクという著名な研究者(大学教授)が開発したチタン製のインプラントが良い結果をだし、歯科インプラントが安全かつ効果のある治療手段として確立されました。
チタンはアレルギーの少ない金属としても有名であり、そして骨と結合するという特質をもっていたため、インプラント治療の飛躍的進歩に大きな貢献をしたというわけです。

インプラントという歯科治療法は日本に導入されてまだ20年ほどの新しい治療法なのです。
最近では”インプラント”という言葉が一般的になってきましたが、インプラントについての正しい知識というのはまだまだ浸透していないというのが現状のようです。

インプラントというのは英語で「implant」、しっかり差し込むという意味で、医学用語では移植するという意味があります。
歯科用インプラントとは天然歯根の代用となる人工歯根のことを表します。

事故や虫歯などで歯を失った場合、入れ歯やブリッジと呼ばれる歯科治療法が一般的ですが、歯根は失われたままになります。
それに対してインプラント治療では歯根を新しく創りだすため、自然な噛み心地が再現できるという特徴があります。
顎の骨に埋め込まれたインプラントは、平均6〜12週間の治療期間の後に骨へとしっかり結合します。
そのため、歯科医にかかる治療期間が長くなり、治療に必要な費用は決して安くはないのです。