2008年1月15日火曜日

インプラントとは?

インプラントとは、骨の中に金属などを埋め込むことを意味しています。
歯科医の世界では人工歯根(骨の中に金属を埋め込み、その上に人口の歯を作り上げること)を用いた治療方法をインプラント治療とよびます。
その治療に用いる材料としては、金やサファイア、鉄、ステンレス、アルミニウムなど様々なな素材が試されました。

そして、様々な研究の末、ペル・イングヴァール・ブローネマルクという著名な研究者(大学教授)が開発したチタン製のインプラントが良い結果をだし、歯科インプラントが安全かつ効果のある治療手段として確立されました。
チタンはアレルギーの少ない金属としても有名であり、そして骨と結合するという特質をもっていたため、インプラント治療の飛躍的進歩に大きな貢献をしたというわけです。

インプラントという歯科治療法は日本に導入されてまだ20年ほどの新しい治療法なのです。
最近では”インプラント”という言葉が一般的になってきましたが、インプラントについての正しい知識というのはまだまだ浸透していないというのが現状のようです。

インプラントというのは英語で「implant」、しっかり差し込むという意味で、医学用語では移植するという意味があります。
歯科用インプラントとは天然歯根の代用となる人工歯根のことを表します。

事故や虫歯などで歯を失った場合、入れ歯やブリッジと呼ばれる歯科治療法が一般的ですが、歯根は失われたままになります。
それに対してインプラント治療では歯根を新しく創りだすため、自然な噛み心地が再現できるという特徴があります。
顎の骨に埋め込まれたインプラントは、平均6〜12週間の治療期間の後に骨へとしっかり結合します。
そのため、歯科医にかかる治療期間が長くなり、治療に必要な費用は決して安くはないのです。

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